クルマにナビ(ナビゲーション・システム)が付いていると何かと便利ですよね。我が家のオデッセイのナビは「ホンダ・インターナビ」が付いていて、ドライブするときや行ったことのない場所に行くときに、とても活躍してくれます。

そこで、今回は「ホンダ・インターナビ」の機能について簡単に紹介します。オデッセイの購入を検討されているユーザーさんの参考になればと思います。

ホンダ・インターナビの起動画面

 

■「ホンダ・インターナビ」とは

世界で初めてカーナビを実用化したのはホンダで 1981年のこと。そのときは、単なる「地図代わり」として使われていましたが、その後、2003年に双方向通信型カーナビが誕生しました。これも、ホンダが世界初ということです。

双方向通信型ナビは、通信を行うことで、カーナビは走行中の情報をインターナビ情報センターのサーバへ送り、かわりに周辺や行先の道路情報をサーバから受信する仕組みです。

ホンダでは、「フローティングカーシステム」という仕組みで、全国のインターナビを装着しているクルマの走行データ(フローティングカーデータ)を集めルート案内などのカーナビ情報として活かすシステムを構築しました。これもホンダが世界で初めて実用化したそうです。

高速道路や主要幹線道路のみを対象としているVICS情報と違って、インターナビを実装したクルマが実際に走ったデータが収集されるので、幹線道路から外れた狭い道路の通行情報も集められます。さらに、インターナビ情報センターではVICSセンターから5分ごとに更新された全国のVICS情報も取得しています。これにより、ルート上の渋滞情報や通行止め情報などで、ルート案内の幅を広げることができます。

使っていて、とても便利なシステムだと思います。我が家のオデッセイでもドライブするときには渋滞情報や工事中の情報、故障車の情報も知らせてくれるので、予想外の渋滞などに巻き込まれるといったことはほとんどありません。ルート上「ここしかない」といったときは致し方なしですが・・・。

ちなみに、東日本大震災のときも「双方向通信型カーナビ」がとても役立ったのこと。「インターナビ」を搭載したクルマの通行経路により、道路があるはずなのに、通行経路がないパターンから、通行できない個所を割り出し、被災地域の交通情報に役立てたそうです。

インターナビの接続画面メニューから実行したときの接続画面
(ドライブ中はバックグラウンドで周期的に自動接続し情報を取得します)

 

■プランニング・出発時刻アドバイザー

「ホンダ・インターナビ」には、ナビゲーションのほかに多彩なサービスがありますが、我が家では「プランニング・出発時刻アドバイザー」を良く使います。

パソコンからインターネットで「internavi LINC PremiumClub」に接続し、人気のスポット情報やお気に入りのドライブコースなどを登録できるサービスで、会員になれば基本的に無料で使えます。(一部有料です)

そのサービスのなかで、「プランニング・出発時刻アドバイザー」は、パソコンから出発地と目的地、そして日付と出発時刻(または到着時刻)を設定すれば、到着予定時刻や出発時刻、ルートを的確にアドバイスしてくれます。

しかも、目的地までのルート情報をナビに転送してくれ、それをナビから呼び出したり、出発予定時刻が近づいたら携帯メールに知らせてくれたりできるので、知らないところにドライブするときにはとても便利です。

 

■通信手段

インターナビで通信するためには、インターネットと接続できる携帯電話や、専用のデータ通信カード/USBなどの通信機器を接続する必要があります。スマートフォン(スマホ)のテザリング機能を使ってナビを接続し、スマホを介して、ナビをインターネットに接続することもできます。

インターナビ用の通信カードインターナビ用の通信カード

通信カード用スロット「PC CARD」の記載が通信カード用スロット

我が家のオデッセイの型式は「DBA-RB2」、年式が古いため、残念ながら通信カードのみの対応です。そのため、通信カードでの通信費が別途発生してしまいます。定額制でも年間1万円くらい・・・。

どうも、ナビが古いと対応できる通信機器も限られるみたいですが、こんど、格安で通信できる機器など探してみようと思います。

 

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「ホンダ・インターナビ」について、簡単に紹介しましたが、ほかにも多彩なサービスがテンコ盛りです。

「インターナビ」についての紹介は次回以降に続く・・・ということで、「インターナビ」を搭載したオデッセイの購入を検討されているユーザーさんの参考になればと思います。

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