以前、テレビ東京の番組「ガイアの夜明け」で放送されていたガリバーのニュージーランド進出のはなしを紹介しましたが、進出が成功したヒミツは「日本人が使っていたものは品質が良い」という外国からの評価があるからなんです。
ロシアも日本の中古車を評価している国のひとつで、ロシアは、日本の中古車の輸出先として2番目に多い国です。ロシア側でも、たとえ中古車であっても日本のクルマは品質が高く故障が少ないという理由で日本車が好まれているそうです。
そのワケは、ロシアの冬は極寒となるため、クルマで外出途中に故障してしまうと、身動きも取れず命にかかわる問題になってしまいます。なので、日本車のように品質が高く故障が少ないクルマが好まれているのです。
クルマ以外でも、日本人が着古した服も同じです。
外国人から見ると「日本人は服を大事に着る。だから状態が良い。」また「日本にはモノを大切にする文化がある。」というイメージがあり、実際、古着も品質の良いものばかりなので、そのイメージが定着した結果、日本の古着も高く売れるのだそうです。
チョットはなしがそれましたが、クルマにも当てはまることだと思います。
日本人が使ったものは、たとえ中古であっても「ユーズド・イン・ジャパン」といった、ひとつのブランドになるのです。
別な見方をすれば、日本人のモノに対する考え方として、中古であっても売り物にする以上シッカリとした品質で販売するという勤勉さが、「ユーズド・イン・ジャパン」を作り上げたとのではないでしょうか。
たとえば、ガリバーが中古車を販売するときは、いったん「商品化センター」へ持ち込まれ、大小のキズやゆがみを研磨し車体全体の塗装も行われ、内装やシートのクリーニングなど、1台のクルマを3日間かけて整備していくんだそうです。外装から内装まで、見えないところまでシッカリ点検・クリーニングされるので、そのクルマを購入したお客さんからしてみたらとても気持ちの良いことで、「買ってよかった」って思いますよね。
これまでの中古車のイメージは、新車にくらべて、いまひとつというユーザーさんが多かったとは思います。しかしながら、ガリバーが販売するクルマのように、見えないところまでシッカリ点検・クリーニングされたクルマであれば、今後、日本国内でも「ユーズド・イン・ジャパン」ブランドとして日本人にも定着していくと思いますし、日本の中古車ファンも増えていくのではないでしょうか。
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