オデッセイの今度のマイナーチェンジは安全運転支援システムです。オデッセイに安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が搭載され、2015年1月23日(金)に発売されました。

「Honda SENSING」搭載車の発売はオデッセイが初めてで、今後、高級セダン「レジェンド」やミニバン「ジェイド」にも「Honda SENSING」を搭載していく予定で、さらに搭載車種を拡大していく計画だそうです。

オデッセイに「Honda SENSING」搭載されたことで、希望小売価格は搭載前の価格よりも平均して10~20万円くらいでしょうか高くなっています。ホンダでは、安全技術の人気が高まっていることで価格が多少高くなっても「Honda SENSING」搭載車の拡販を図っていくようです。

ちなみに、「Honda SENSING」が標準搭載されるオデッセイのタイプは、G・EX、ABSOLUTE(FF/7人乗り)、ABSOLUTE(4WD)、ABSOLUTE・20th Anniversary、ABSOLUTE・EXで、その他のタイプはメーカーオプションになります。

ところで、「Honda SENSING」ってどんな技術なんでしょう?ちょっと調べてみました。

まず、眼となるセンサーは、フロントグリル内とフロントウインドウ内の上部に設置されていて、フロントグリル内はミリ波レーダー、フロントウインドウ内は単眼カメラになっています。ミリ波レーダーと単眼カメラの連係プレーで高精度な検知機能を発揮するようです。

その検知機能を見てみると・・・
・衝突軽減ブレーキ<CMBS>
・誤発進抑制機能
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・LKAS<車線維持支援システム>
・路外逸脱抑制機能
・ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)

昨年2014年に、国土交通省が初めて実施した自動ブレーキ安全度を評価する「ぶつからない車」の性能調査の結果では、残念ながらホンダ車は今一つの評価でした。オデッセイがかろうじて平均値よりも少しだけ高い評価だったようです。今回、オデッセイに搭載される「Honda SENSING」は、自動ブレーキや標識認識、車線維持支援、路外逸脱防止などの前述の機能をパッケージ化し、トータルで安全運転を支援システムです。

「Honda SENSING」が搭載されたオデッセイ、ぶつからない安全な車として期待したいですね。