タイヤの点検の基本は、空気圧と溝(ミゾ)ですよね。
買ったばかりのタイヤなら溝も減っていなくても、ときどきはタイヤも点検することをおススメします。

これは、2年程前、オデッセイのタイヤで実際にあったことですが、オデッセイを購入したときに履いていたタイヤが古くなり、新しく購入したタイヤが、2シーズン目に溝に亀裂(ヒビ)が入っていたんです。しかも4本とも!

タイヤの溝に亀裂タイヤの溝に亀裂!?

当時、エコタイヤとして売り出し中のタイヤだったんですが、1シーズン履いただけなのに・・・。何シーズンも履いて、ゴムが劣化して亀裂が入ってくるのなら分かりますが、1年しかはいていない、しかも溝はあまり減っていないのに、なぜか亀裂が入っていました。

この件については、販売店に連絡し、メーカーで調査、結局は新品と交換になりました。新しいタイヤでも亀裂が入ることがあったということで、「新しいから」「買ったばかりだから」という理由で点検を怠ることはできない、過信することはできないということを、あらためて勉強した思いです。

特に、クルマに安心して乗るためには定期的な点検が必要ですし、クルマを使用するユーザーの「日常点検」は法律で定められています。
*道路運送車両法 第四章「道路運送車両の点検及び整備」第四十七条の二「日常点検整備」

国土交通省のサイト「自動車総合安全情報」では、クルマに安全に乗るための日常点検の項目と点検内容を公開しています。

点検項目としては・・・

・ ブレーキペダル
・ 駐車ブレーキ
・ エンジンのかかり
・ エンジンの低速・加速状態
・ ウィンド・ウォッシャの噴射状態
・ ワイパーの拭き取りの状態
・ ブレーキ液の量
・ 冷却水の量
・ エンジン・オイルの量(汚れ)
・ バッテリ液の量
・ ウィンド・ウォッシャ液の量
・ ランプ類の点灯
・ タイヤの空気圧
・ タイヤの亀裂・損傷
・ タイヤの溝の深さ

の15項目です。
詳しくは、国土交通省のサイト「自動車総合安全情報」の「忘れないで!クルマの点検・整備」ページをご覧ください。

「タイヤの亀裂・損傷」、点検項目にシッカリ入っていました。
ちなみに、このサイトには「ドライブ前の点検」や、「クルマのトラブルにあったときの対処法」「自動車のリコール情報や不具合情報」など、クルマの安全に関して有益な情報が多く掲載されています。ぜひチェックしてみてください。

今回のタイヤの亀裂については、とても良い教訓になりました。

「クルマに安全に乗るためには日常点検が欠かせない」・・・
身が引き締まる思いです(^_^;)